2009年 10月 29日 ( 1 )

 

ANVIL



ロック・バンドやミュージャンのドキュメントにはあまりハズレがない。
「DIG」「悪魔とダニエルジョンストン」「ヤング@ハート」
あとラモーンズの、ザ・フーの、クラッシュの、、、などなど
再結成モノでも
ニューヨークドールズやピクシーズやルースターズなどなど

「アンヴィル」は、売れないまま
20年以上
解散もせず普通の仕事で生計をたてて
音楽をやり続けてる。世間的にはいい年したオヤジ達で
しかもやってるのがヘビメタ。
もうこれだけで俺的には面白くない訳が無い、、、久しぶりに映画館に出かけた。



予告篇にだいたい映画の要素が詰まってるので
そんなにオオッと言うシーンは無かったが
それでも何度も胸が熱くなったし、泣いた。
そんな俺が言うのも何だが
感動とか「泣ける」をあまり期待して観に行かない方が良いと思う。
が音楽が好きなら観るべきだ。
ただ音楽ドキュメンタリーでこのクオリィティのモノはあるし
少し絶賛されすぎてるとも思うのだが、、、
観終わって自分も頑張ろうと思えることでは抜きん出てるかもしれない。
なにはともあれ、ひとりでも多くの人に観て欲しい。

個人的には観客数人の前でのライブシーンで
ひとりだけソファに座り乗りまくってるヘビメタ野郎とかたまらなかった。
そして「ロックスターになるんだ!!」といい歳をしてるのに子供みたいなこと
言ってる彼らのほうが

今の日本のラップだかレゲエだかわかんない曲で
人生応援歌みたいなのをやってる奴らより遥かに
志が高く、音楽への美しい想いにあふれている。

夕方の回だったがソコソコお客さんが入っていて
ニュースステーションの枠でCM入れたりこの規模の映画にしては
宣伝に力を入れたスタッフの心意気と感動した人の口コミの力を感じて
嬉しくなった。

観終わってロビーでCDが売り切れてて(それも嬉しかったが早く補充してください)
その足でタワーレコードに行ったら、同じ回を観ていた唯一のメタルファンがすでに
居て微笑ましくなった。買いたくなるもんね。彼らのアルバム。
近くの席の年配のサラリーマンは、何を思ったろう。

この映画の監督が昔、クラッシュのライブにモーターヘッドのTシャツを着ていったら
ボコられたそうだ。それはひどい話だが
パンクスとメタルファンは相容れない時代はあった。
かくゆう俺もパンクが好きだったから
メタルはうるさいだけだとか
メタルファンに対しては、「首振って何だ?」とか小馬鹿にしてた。
ただ学祭で初めて「BOW WOW」を観て、どのバンドよりも音がでかくて
「あなどれん」とは思った。
一方いかにもパンクス然した観客も嫌いだった。
「高そうな革ジャン着やがって!買いたくてもこっちは金ねぇのに、、、
フッションパンクが!」
ハードコアパンクには「何だかなぁ〜?」と思ってたし
いろいろロックファンの間にも壁があった。
今は、そういうのあんまりなくていい音楽には垣根が無い感じがするが
どうなんだろう?

時は流れて
劇団新感線が好きになってからメタルもいいもんだなぁと思い
それでもAC/DCとかモーターヘッドくらいしか聴いてない。
ジューダスは気合い入れる時に聴きます。
メタルのジャンルとかどう違うのか何となくしかわかりません。
そんな俺が言うのも何ですが
この映画を観て心から思ったことは


「メタルファンありがとう!!」
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by iripon45 | 2009-10-29 05:32