何もそんなに

ラーメン屋に入ると
店内には、何人かの客がいた。
私は、チャーハンを頼み、店内を見渡した。

カウンターに座っている若い男性客が、
注文した品が、なかなか来ない事にかなりイラついていた。

ようやく店員が、彼の元にラーメンを運ぶ。

店員「オマタセシマシタ」
外国の方のようである。

若い男「(信じられないという感じで)、、これ、、違うよ!!」
店員A「??」
店員B「違いました?すいません作り直しますんで、、」

若い男性は、何もそんなに怒らなくても、と言う程
憮然として無言でうなずく。

どうやら、オーダーミスのようだ。
若い男性が頼んだのは、「醤油ラーメン」なのに
運ばれて来たのは
「味噌ラーメン」だったのだ。

店員B「すいません。ほら!下げて!」
店員A「ハイ」

重苦しい空気が店内に漂う。

すると渦中の若い男性が口を開いた。

若い男「(絞り出すように、そしてワナワナと)俺、味噌ラーメン食わねぇから!!」

店内の、、おそらく全員が、、、

「知らん!」と思った。
「知らん!そんな事!!」と思った。

私は、思った。

こ、この男なら、、

「俺、ぜってぇ負けねえから!!」とか言ってくれるかもしれない、、と。

                  
                          ー完ー

by iripon45 | 2009-04-07 00:58  

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